61 懐へ焼芋入れる脱兎かな 八郎 0
「脱兎かな」で句が台無しに、
懐に焼芋入れて和尚様
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62 捨田早や欺くやうにすみれ咲く 椋本望生 2
「欺くやうに」が突っ込みすぎか。
捨てられし田に咲きさかる菫かな
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64 考の歳超えてめでたき小豆粥 風子 1
「考」を調べてみると「死んだ父」とあります。句の内容は常識か。
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66 漁船来て鰤放り込む大生簀 うさぎ 2
「漁船来て」がまったくとろい描写。句に勢いをつけて、
次々に鰤放り込み大生簀
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67 お地蔵の額のざらつき春寒し 山水 1
中七「額ざらざら」がいい。